参加者の声【Dream map Autumn 2017 in 鎌倉 】明るい光とともに

2日間のワークショップを終えてもうすぐ一週間となりますが、アトリエで皆さんと過ごした濃密な時間を思い出すだけで心がポッと温かく優しい気持ちになります。

健康で仕事も家庭もあり、本来ならば感謝すべき日々。ふと気付くと忙しさにかまけ、流されるように日々が過ぎ、不幸ではないけれど何か満たされない。
私は一体どこに向かっているのだろう。これから何をしたいのだろう。とモヤモヤした気持ちを引きずっていました。

そんな時に知ったこのワークショップ、ピンと来るものがあり何の迷いもなく申し込みました。

初めて戸を叩いたアトリエは目の前が海、開放的なリビングに素敵なインテリア、波の音を聞きながら床に腰を下ろすと、この環境にいられるだけでも来てよかった!と思ったほど。

1日目のワークでは自分の中の「不満」「不安」「妥協」「不足」をパステルで表現し、各テーマのメモを書き出しました。すると、モヤモヤの正体がくっきりと浮かび上がってきた。

その後、長い紙に生まれた時から現在までの自分史を書き出すワーク。その中で転機となった出来ごとに印をつけていきます。書き終えてみると、なんだか印だらけ。節目節目でつらい思いをしているな、、私の人生って失敗だらけ。
と思いつつもそれらを冷静に見ている自分がいました。1日目はこのように蓋をしていたものと向き合う時間が長く、頭痛や眠気、だるさが一気に噴き出しました。

でも、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたまいきーさんの絶品ご飯。あまりのおいしさに言葉を失いました。
「料理って、食べるって、そして生きるってこういうことだったんだ!」と食を通しても多くの気づきがありました。

2日目はいよいよDream Map作り。ワクワクする半面、膨大な数の雑誌を前に、この中から私の夢につながるようなものが見つかるのかしら。。
そもそも、これからどうしたいかなんて漠然としているのに。。とちょっと懐疑的になっていました。
しかし、いざページをめくり出すと飛び込んでくる言葉とイメージの数々。気づけば誰か私を止めてー!という程夢中で切り取っていた。

自分ではあまり無いと思っていた夢や希望、願いが雑誌の中から次々と飛び出してくるのは本当に楽しく、魔法のようでした。
こんなに無我夢中になったのはいつぶりでしょう。
これらを大きな円形の紙に貼り出し、濃縮された自分の思いを目にすると、腹の底から希望とワクワク感が湧きあがってきました。

そして最後に行ったワーク。作ったばかりのDream Map を前に、一歩一歩進んでいきます。そんな私の邪魔をするネガティブエゴ役をしてくれたまいきーさん。
私の腕を引っ張り、か細い声で弱々しくささやいてきます。「ねぇ、やめようよ。できっこないよ」「こんなことしたら馬鹿にされるよ。。」

私の心の声をどうして知っているの?!とハッとした瞬間、涙があふれてきました。

「そうだよね。やっぱり無理だよね、やめておくよ。。」と何度も言いそうになりましたが、そんな気持ちを避ける、否定するのではなく、認め受け入れ優しく内包しようとする自分がいました。ネガティブエゴに向かって出てきた言葉は「一緒に幸せになろうよ!」でした。

すると意外にもネガティブエゴは素直に「うん。わかった」と言ってくれました。

ここで私の中で灰色に渦巻いていた恐れや否定的な気持ちはあたたかくて優しいパステルカラーの光に変わりました。感動的な一瞬でした。もう怖くありません。

夢に向かって明るい光とともに歩んでいきます。

広い心でいくつもの気付きに導いてくれたエリさんとまいきーさん、そして今回出会えたすてきな仲間達、皆さんに心から感謝。
ありがとうございました。

(40代女性)