参加者の声【ドリームマップWS2019 第一弾 】自分が生きたい方向に

ブルブルと震える抗えない身体の反応。
気づくと私は泣いていた。
胸のあたりから堰を切ったように、呼吸がみだれて苦しい。

身体と意識の反応はというと、別々で、
身体のそんな激しい反応の一方で、意識はというと
「へ!?私泣いてるよー」である。
割と冷静。しかし、身体は多くが初対面の人たちの前で号泣。
だから意識は「どうしようー。恥ずかしい!」

これはイメージを描くワークでのこと。
今までのキャリアを思い出し、都度その仕事で感じてきたことなどをイメージで描くというワーク。
2.5mほどの紙を各々渡され、取り組む。
不思議な体験である。なぜ私が泣いたのか。

海が一望できるアトリエ。
心地よい風。
暖かな空気が流れている。
非日常。
心をまっすぐにしてその長い紙を触りながら
紙の上に自分の職業人人生をなぞらえ向き合った。
自然に涙が流れてきた。
みるみるうちに、しゃくりあげるほどに泣いていた。

ワークが終わった今だからわかる。
私は自分を抑圧し15年余り働いてきた。
就職氷河期。出版社への憧れ。文学部という潰しの効かぬと言われる学部卒。
無理矢理に、地域の広告代理店に中途採用で入社。
なんとかついていくことに精一杯。気がついたら過労で体を壊していた。
人間関係にいつもつまづいていた。自分の本音を人に伝えるのが苦手だった。
気がついたらアルコールに依存していた。アルコールで神経を麻痺させなければ、精神を保つことはできなかった。

気がつけば職業人生15年余り。もはや自分のためではなかった。自分のためだといい聞かせ、気づいたらガチガチに凝り固まった観念、正しさの中に働いていた。
常にクライアント、上司、後輩、誰かの顔色を伺い、常に自分の心や意思を後回しにしていた。

身体も、心も、悲鳴をあげていた。
もっと自分のことを自分に見てもらいたかった。

ありとあらゆる感情が、その紙の中に戻ってきて、私が抑えていた感情が放出されて、私は号泣したのだ。

解放。
求めていた解放が、ご縁あって、アトリエワイエスさんで実現しようとしている。
そのきっかけをいただいたのが今回のワーク。

3年間ほどボロボロになった私は、心療内科のお世話になったり、漢方、鍼灸、認知行動心理学によるカウンセリングなどを経ていた。
だいぶ良くなっていった矢先、吉田エリさんのことを知り、北鎌倉のアトリエにカウンセリングを受けにいったのだった。

それから半年。今回のワークを受けて、春分点を越え、新たな自分と出会えたと思っている。

アトリエワイエスでのワーク、そして吉田エリさんとのカウンセリングのセッションは、毎回、自分が「正しい!」と思い込んできた観念が、バーバーと放流されていく。

この経験をきっかけとして、私は現在も引き続き自分の観念と向き合いながら、これからの人生を楽しむべく、本当に自分が生きたい方向に舟を進めようと思う。

観念よ、観念しろ!

人生の転換期に、アトリエワイエスの皆さんとお会いできたこと、本当に良かった!ありがとうございました!!!!!!

追記:ワイエスのごはんも、楽しみのひとつ。次回も楽しみにしています!