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感謝とは、礼儀ではありません。それは能力です。起こっている出来事や物事の価値が解る人や、認知能力が高い人が感謝することができるのです。

反対に成長過程の人はその能力が足りないので、感謝することができません。たとえば、赤ん坊はダイアモンドを見ても、喜びません。自分が楽しめる物がまだ少ないからです。
だからと言って、赤ん坊が愚かという意味ではもちろんありません。

単に、感謝することができるのは、無条件であらゆるものの価値を認め、受け取る能力に長けているからだと言えます。良い事があったら感謝する。それは誰でもできます。当たり前のことに感謝できるとしたら、それは視野が広いという印。

ネガティブな出来事にさえ感謝できるとしたら、それは上級者です。普通なら、失ってみないと価値が解らない場合が多いものです。

あなたは、今日幾つ感謝しましたか?あなたは何に価値を見いだし、受け取りましたか?その能力は、幸せになるのに役立つ能力でもあります。