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もしもあなたが無力感にとり憑かれ、すべてを諦めたくなるとき。あなたは自分の源を信じることが出来ず、本当の自分を見失っています。そんな時は、信じたいもの(希望)を信じられずに、信じたくないもの(絶望)を信じています。そして、もうこれ以上傷ついたり、痛んだりしたくないために、誰からも見捨てられない自分の殻の巣の中に閉じ籠もります。

ただ、一つ言えることは、自分の殻に閉じこもれば、嫌が応でも自分と密接に過ごさなければいけません。どんなに自分を卑下し、嫌い、拒否し見捨てても、自分と離れることはできないのです。たとえ身体が死を迎えても、自分という意識は亡くなりません。私達は、どんなに抗っても、自分の宇宙の外に行くことはあり得ません。

まずは自分の宇宙を見回してください。自分の世界を感じてみてください。そこは広いので、小さくなった自分の居場所は十分に在ります。だから、安心して自分を取り戻してください。その宇宙(意識)そのものが自分なのですから。