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こう言ってはなんですが…、哲学とは、答えが無い問いを考え続けるようなものなのかもしれません。生きることや、魂や神そして真理を言語的に理解することには限界があります。なぜなら、言葉はそれそのものが制限されたものだからです。

真理とはすべてを含むものであり、同時に無そのものです。すべては矛盾で出来ています。盾も矛もどちらも有功です。そしてどちらも無効なのです。何かを定義すると、何かが定義されなくなります。それが真理であり、真理とは呼べないものなのかもしれません。