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身体の声を聞くようになってから、食品など身体に取り入れるものについて、意識が高まるようになりました。食べ物は私達の身体を創るための大切な材料です。
心が身体に作用するように、食べ物がもたらす影響も計り知れません。

そう言いながら、私は健康志向のベジタリアンや、マクロビオティックのライフスタイルとは遠い生活を送ってきたので、あらためて、身体の声を聞く食べ方は何か?と考えるようになりました。

自分の身体の声を聞く食べ方とはなにか?と考えると、巷で流行る健康志向の食事療法を単に取り入れるだけでは、なんとなく満足行かない気がしていました。

そんな自分が健康に関する分野で唯一興味をもったのは、アーユルヴェーダでした。

アーユルヴェーダは、インドに古くから伝わる伝承医学のこと。
漢方や世界の医学の母体となったこの古代の智慧には、心身を癒すあらゆる手立てを含むホリスティックな教えに惹かれ、その智慧に触れるようになりました。

アーユルヴェーダの本質は、医学に限らず、あらゆる方面を含むので、その膨大な知識をすべて理解し、生活に役立てるのは、限界を感じてしまうのですが、知識のベースに流れる、生命の科学の持つ懐の広さに、まず一歩づつ、とぼとぼ実践できたらいいのかな、という気楽さで生活に取り入れています。