本を創る〜夢の創造 |「心のかたち」出版によせて

表現アートセラピー画像1いよいよ来週、新しい本
が生まれます。
今、その予定日を静かに待っているところです。
今回の本は「誰でも何処でも一人で出来る、アートセラピーのワークブック」というコンセプトで制作がスタートしました。

今まで、ワークショップや個人セッションを重ねている中で、ワークを終えて一人の生活に戻った人たちから、自分でもやれることはないか?という声をいただくようになりました。また、地方に在住で東京までワークに来られない人たち、具体的なテキストがあったら・・と、考えていました。

そんな人達に応えるため、今までの経験を基に、ワークの目的や効果について解説を加えたワークブックを創ることを決めたのは、昨年の夏のことです。

その年(2008年)の夢の地図を創るワークショップで、私自身も自分の夢地図を創っていました。制作中にふと目にした「言葉のちから」という雑誌の中のキャッチコピーが気に入って、無意識に切り取って張り込みました。

貼ってすぐに、これは本を創るということなのだろうなあ、と気づきました。実はその時期、前年から取り組んでいた本の企画が流れてしまって、目標を見失っていた時でした。

表現アートセラピー画像2「何を書こう?」テーマが見いだせずに、やりたいことはあったけれど、原稿を書く作業に行き詰まり、意欲が落ち込んでいる時だったので、自分でも無意識に「本」というテーマをドリームマップに付け加えることが不思議でした。

「でも、張り込んだからには、本になるのかなあ?」と人ごとのように忘れていましたが、気づくともうすぐ3月を迎えようとしています。次のドリームマップワークショップを目前に、ふと目にした去年のコラージュを見て思い出しました。「あのとき決めた夢が現実になるんだ…」

題名は「アートセラピーで知るこころのかたち
」河出書房新社刊

本書は書き込み式になっており、30種類のワークが紹介されています。
各ワークには描き終えた後に内容やワークの意図を理解できるように、詳しく解説をつけることにしました。この本を体験することで、一人でもアートセラピーを楽しめるような構成になっています。
30日間、ゆっくりとやっても良いし、誰かと一緒に好きなワークをチョイスしてやってみても楽しいでしょう。

表現アートセラピー画像3最初のイメージは、会社や学校、親しい仲間と集まったときに、気楽にできるアートセラピーのワークブックでした。気楽といっても、中にはけっこう深いワークもあるのですが、誰かと一緒に行うことで、人との繋がりや信頼感を深めることにも繋がります。

きっと深いテーマも気軽に捉える機会になるでしょう。これは、ワークショップの中で、みなさんがお互いの気持ちをシェアすることが大きな発見やエンパワーの源になっているということを私自身が目の当たりにしてきたから気づいたことなのです。

ワークショップでは、内容について、理論的に説明することはありませんが、本書では、ワークの目的や理論の背景について解説することにしました。

本書で紹介しているワークや解説については、約2ヶ月の時間をかけて、今までのオリジナルの体験をベースに書き下ろしました。たいていは、巻末に参考文献を載せるのですが、この度はほとんど何も読まず、記憶を辿るように自分の考えを自分なりの言葉で書きつづりました。

表現アートセラピー画像4ワークの理論は、始めにあったというよりも、ワークショップで提供するうちに、皆さんが体験し、変化してきた様子が物語っていたことが結果として表れたようなものなのです。
参加者の皆さんやクライアントの方々のおかげで、この本が生まれました。
この場を借りて、今までワークを体験してくださったすべての方に感謝を送りたいと思います。皆さんの汗と涙の結晶のような本だと思います。ありがとう!

そして、いつもながらチームワークを組んでくださっている河出書房新社の竹下純子さんに今回も沢山助けられました。
「わかりやすくて、やさしいアートセラピーの本を創ってください」という、竹下さんの期待と励ましがあり、書き始めることができました。
思えば、「はじめてのアートセラピー」以来、編集をしてくださっている方です。
「はじめてのアートセラピー」も今度、韓国で翻訳が出ることになり、順調な流れに乗っています。こんな風に、アートセラピーが少しづつ広まっていくことが楽しみです。

そして、もう一人の功労者は私自身のインナーチャイルドではないか?と思う時があります。
私の中のその子供は、とても凹みやすく、傷つきやすく、繊細な心を持っています。

表現アートセラピー画像5彼女の傷を癒やすために今まで自分自身で試しては役だってきたアイデアが基に生まれたワークが数多くあります。
この本を創っているとき、受講生の一人が「こんなアイデアを書いたらネタばれじゃないですか」と言ってくれたのですが、大丈夫です♪
私のインナーチャイルドがいつも協力してくれるお陰で、ネタはつきません。(笑)
いやはや、ネタがつきたら、きっとまた別の仕事をするでしょう。
しかし、当分ネタは尽きず、まだしばらくはアートセラピーを続けそうです。

みなさんの中にも、そんなインナーチャイルドを育てているなら、どうぞ本書をお役立てください。きっと、楽しい体験になることでしょう。

話はまたドリームマップに戻りますが、本書の生み出すきっかけになった、ドリームマップ2009年ワークショップを今年も開催します。(3月28日〜29日in東京/4月4日〜5日in大阪)

表現アートセラピー画像6この時期(春分の日の後の新月)に創るドリームマップは本当に効き目があります。
みなさんもぜひお試しくださいね。

そして、ドリームワークショップの後(3月29日)午後7時より、「アートセラピーで知る 心のかたち」の出版記念パーティを行います。みなさん、どうぞ生まれたばかりの本を見にいらしてください。

楽しみにお待ちしております。
愛を込めて

吉田エリ